どうしても 適わないルールなら ルールを変えればいい
前回、前々回の記事に引き続いてまたまたcapsuleのことを思い出せる限りはき出していく至極勝手な内容で。
Perfumeのキラーチューン『ポリリズム』が社会的に認知されるようになってから、プロデューサーである中田ヤスタカにも脚光が浴びせられるようになって、前の記事ですら大量に引用のメディアがあったのに今回はそれにまさる膨大な内容。それではそれでは…
AL「MORE! MORE! MORE!」(2008)
2008年の怒涛の仕事を列挙していくと、前にこのブログでも取り上げた、目の付け所が早いチーム、SMAP『ココロパズルリズム』、継続していた仕事だと、鈴木亜美『Supreme Show』、MEG『STEP』、そして名盤Perfume『GAME』がこの頃。今振り返っても…やっぱり異常だなこのアルバム量… ヤスタカ、本当に一人か?言われてたよね~よく
いわば絶好調な中、出したアルバムが『MORE! MORE! MORE!』。CMYKなジャケ~。
M2『more more more』はエッセンシャルのCMソングに。かくいう自分はこのCMでcapsuleの存在自体を認知した記憶がある…。ちなみによく聴くとアルバムに収録されているバージョンとは若干違うっぽい…。にしてもこのCMの時代感ヤッバいな…。しょこたん語、俺もこれから使っていこうかな… 今やったら春日語みたいになりそう…
M3『the Time is Now』はテレ朝関東ローカルの番組「VERSUS」で使われてて本人たちもゲスト出演した回があったはず、Do As Infinityとかと一緒に出てた映像は見たことあるけどどこ探しても残っていないし、テーマソングについてはWikipediaにも書かれていなかった…間違いないよね…?
M4『JUMPER』のMVに出てくる女の子(双子)は後のAMIAYA、っていう情報もなんとなく記憶してて、令和のインターネットでゴニョゴニョ探してみたけれども…とあるmixiにファンが記したスタッフクレジットが見つかったので裏取りはこれで良しとしましょう!アソビシステムに入ったのは間違いないし合ってるはず。
またまた、これは今回サブスク配信されていないけれども、iTunes限定でApple Storeでやったライブ盤が出ているのでコレもオススメ。特に『Pleasure ground』はこのバージョンでしかない幻の歌詞もあるので…。
その時のライブの映像も確かNHK「MUSIC JAPAN」で放映されていたんだけれども流石に令和のインターネットにはなかった…
ジャケットのエンボス加工を熱く語るヤスタカ
そういえばフラボアの曲(第一弾)を作っていたのもこの頃だし、学研大人の科学のアナログシンセサイザー企画もこの頃。たのし~。
ファンが楽曲大賞を興したのもそういやこの頃か~。
当時の映像、ここまでの映像、画面比率が4:3と16:9とで入り混じってていろいろな転換点を感じる…
BAL「FLASH BEST」(2009)
仕事量が大幅に増えてきたこと、知ってもらう良い機会でもあることから2009年のcapsuleはベスト・アルバムのリリースのみに留まる。
外仕事としては『LIAR GAME 2』サウンドトラック、MEG『BEAUTIFUL』、SMAP『CHAN TO SHI NAI TO NE!』、Perfume『⊿』、フラボアの曲(第二弾)などなど。
週パフュ。
FLASH BESTのジャケを決めているヤスタカ
今で言うセブンルールみたいな番組だけど、ナレーションが星野源っていうのもなんか… 翌年にソロデビューする訳ですが…みたいな、ね
ちなみに僕はこの番組を見て以降ずっと生ハムが好物です
AL「PLAYER」(2010)
2010年の主な仕事は、TRF『EZ DO DANCE [retracked by Yasutaka Nakata(capsule)]』、MEG『MAVERICK』、Perfume『不自然なガール/ナチュラルに恋して』 『ねぇ』、そしてペプシネックスCM「Lovefool」。今までの仕事量が半端なさすぎただけに少なく見えてしまう。いや、充分…。
M1『Stay with You』、M10『Love or Lies』は「LIAR GAME」周りと連動。両曲バージョン違いのが配信されているのでこれもおすすめ。このバージョンで使われている声、RAM RIDERに似ているけれど実際どうなんだろうね。
この頃の映像、インターネットを探して回ってもほとんどないので、古いPCに保存していた映像を蘇らせたいぐらいだけれども…
記憶では確かスペシャエリアに出て「歌詞カード、要る?」ってマリエに発言していたような…、その日の前のゲスト、確かThe Birthdayだったような…
M9『Hello』はiidaのCMソングに。これもよく聴くと若干バージョンは違うけど。
iidaのCMはこれより前だとTOWA TEIが楽曲を担当(ベースは『Taste of You feat. Taprikk Sweezee』)、これ以降だと「iida calling ver.3.0」に□□□が(ベースは『lʌ'v mi』)、CMには他にもレイ・ハラカミ、石野卓球、Salyu×Salyu(ベースは『話したいあなたと』)、小山田圭吾、そしてPerfume『575』へつながる。(順不同)
今となっては全員大好きすぎる面々だけれども、こういうところで既に触れていた、回帰、みたいな事があると本当ゾクゾクする。2010年当時は14歳、中学2年生の頃の自分である…。(それでも、翌年のレイ・ハラカミの訃報はハッキリと覚えているなぁ… 甲子園地方大会見ながらiPod touchでTwitter見てて声が出た記憶がある…)
AL「WORLD OF FANTASY」(2011)
この年の仕事だと、タッキー&翼『スポットライト』、JUJU『さよならの代わりに -Yasutaka Nakata Remix-』、カイリー・ミノーグ『Get Outta My Way (Yasutaka Nakata Remix)』、「ノラゲキ!」サウンドトラック、Perfume『JPN』、そしてきゃりーぱみゅぱみゅが『もしもし原宿』でデビューする。
最初に発売される予定だったアルバム名は「KILLER WAVE」。発売直前に東日本大震災が発生し延期、タイトルをリード曲だった『WORLD OF FANTASY』に改変。変える前に流通していた商品(見本品?)が今もオークションに存在するとかどうとか。
以前からystk曲では多かったBPM128を今作では縛りとして統一。M1『OPEN THE GATE』、M10『CLOSE THE GATE』は逆再生をすることで対になる。
M2『WORLD OF FANTASY』のMVはystkがYouTubeで見たゆりかもめの垂直反転動画がヒントになって作られたとかどうとか。めちゃくちゃ世界観がピッタリなサイバーナビのCMにも使われたり。これ以降サイバーナビのCMは中田ヤスタカが担当することになる。
M7『WHAT iS LOVE』では中田ヤスタカにしては珍しく管楽器の音がリードで入っている。ここからは考察になるけれども、このちょっと前のリリースだった、東京スカパラダイスオーケストラ『流星とバラード(Yasutaka Nakata remix)』の影響は少なからず受けているんじゃないのかなと想像している…。
フーバーサウンドで始まるM9『PRIME TIME』はバンタンデザイン研究所CMにタイアップ。ずっと言ってるけど、時代だな~、と思って調べたらちょうど「森ガール」って言葉が少しずつ薄れ始めていく頃だったようで…。
確か自分の記憶ではこの頃にもスペシャの番組に出ていて、その時は「チャンカレ(カレーのチャンピオン)とゴーゴーカレー」、「肉巻きおにぎり」の話をしていたハズ…。
あとiOS向けアプリ「Telomere」にサウンド提供とかもこの頃。capsule公式アプリなんてのもあった。あの頃はCydia入れて.app引っ張ってきて内部の.aifを抽出したりして。今でも着信音に使っているとかはナイショ。
と、いくつか脱線しながらも今回も文字数以上な情報量の応酬になったので。続きはまた今度!